市場は移転しましたが、築地には散歩スポットがいろいろあります。
銀座からも、ぎりぎり徒歩圏内。築地場外市場からも近く、美味しいランチの後の散歩にちょうど良い距離です。
築地の端っこの方まで、散歩してみませんか?
波除神社へのアクセス
住所:東京都中央区築地6-20-37
電話:03-3541-8451
東京メトロ日比谷線・・・築地駅・1または2出口・徒歩7分
都営大江戸線・・・築地市場駅・A1出口・徒歩5分
都営バス・・・築地6丁目バス停・徒歩3分
晴海通りを銀座・築地から晴海方向へ歩き、勝どき橋の手前、『寿司大』さんがある交差点を右へ曲がるとすぐ。
築地市場は移転して、豊洲市場となりましたが、築地場外市場は健在で、築地市場の移転後にオープンしたお店も結構あります。
築地には美味しいお店がたくさんありますし、市場移転後、渋滞が少なくなり、電車やバスでの交通の便も良いので、築地散歩はおすすめですね。
【波除神社】名前の由来は?
江戸時代に築地の埋め立て工事が行われましたが、当時はまだ、江戸湾が入り込んでいて、荒波のために工事は難航したそうです。
ある晩、海面に光を放って漂うご神体が見つかり、築地6丁目の現在地に社殿を建ててお祀りしたところ、波は収まって、工事が順調に進んだという故事に由来します。
「災難を除き、波を乗り切る」波除稲荷様として、地元の方々や、市場関係の方々など、多くの方に親しまれています。
航海安全や災難除・厄除・商売繁盛・工事安全等のご利益を頂けるとされています。
波除神社でお参りしてみました
総本社
鳥居の先正面にあります。
衣食住・殖産工業・商業の守り神である倉稲魂命(うかのみたまのみこと)が祀られています。
中央区文化財である獅子頭一対が、御祭神を守る形で、社宝として御本殿に納められています。
茅の輪くぐりをして進みましょう。
茅で作られた大きな輪をくぐることによって、無病息災や厄除け、家内安全を祈願するということなんだそうです。
獅子殿の「厄除天井大獅子」
鳥居をくぐって右側に、獅子殿があり、「厄除天井大獅子」が収められています。
平成2年に再興されたもので、樹齢約三千年の黒檜原木が用いられ、高さ2.4m・幅3.3m・重さ1tと巨大です。
黒い肌に、歯やひげが金色の大きな獅子頭です。
この天井大獅子の舌の上に、願い事を書いた串「願い串」を納めて、願い事を念じると、天井大獅子が飲み込んで叶えてくださるといわれています。
祭りや初詣など、時期によっては行列ができますが、折々にはお願いしたいところですね。
摂社弁財天社の「お歯黒獅子」
鳥居を入った左側に、弁財天・市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)がお祀りしてある弁天神社があります。
中には、赤い肌で黒い歯、ひげが金色の獅子頭が納められています。総漆塗りの一木造りで、高さ2.2m・幅2.5m・重さ700㎏と、こちらも巨大です。
この「お歯黒獅子」の宝珠の中に紫水晶を抱いた市杵島姫命のご神像が納められています。
弁財天というと、財福の神・芸能の神・美容の神といわれていますので、金運アップを願ってこちらもお参りしました。
塚
境内の左奥には、いろんな塚の石碑が並んでいます。いろんな方が奉納したもののようです。
食べ物にまつわる塚がほとんどで、食にまつわる会社が多い築地ならではなのでしょうね。
波除神社の年中行事
普段は比較的静かな神社ですが、季節の催し物がある際には、賑やかになります。
初詣には、参拝客で行列ができます。寒空の中、順番を待っているのが、『初詣』って感じがして、良いですよね。新しい年が始まるのを実感します。
つきじ獅子祭
毎年6月に、神社千貫宮神輿・天井大獅子(雄獅子)・弁財天お歯黒獅子(雌獅子)のいずれかのお神輿が、神社から築地の街を練り歩き、獅子祭りの伝統を伝えています。
神社前の通りには出店が並んで、屋台の懐かしい味や、お祭りでお馴染みのお面や風船に子供たちが集まってきます。初夏のにぎやかな風情が楽しめます。
酉の市
毎年11月に、酉の市行われます。
色とりどりの熊手の縁起物が売り出され、近隣のご商売をされてる方をはじめ、多くの方々で賑わいます。また、開運・商売繁盛の開運熊手神符「かっこめ」(千円)が授与?販売?されています。
年の瀬の風物詩ですね。
コメント